- 学校:C2
- コース:ESL5コース
- 寮タイプ:3人部屋
- 留学期間:3週間
- 1.学校に対する満足度は100点満点中、何点ですか?
- 83点
授業内容、先生の質はとても良く、コストを抑えて留学できたので満足しています。 - 2.授業や先生について印象に残っていることはありますか?
- フレンドリーで、教えるパッションのある先生が多かったです。
私は、日常会話はできていたのですが、わからないことや学びたいことを先生に伝えると、臨機応変にテキストよりもその質問にフォーカスを当てて教えてもらえたのが良かったです。
グラマーは一度勉強した内容だったので、先生と喋って1レッスン終わることもあり、話の中でわからないことをダイレクトに質問できたのはマンツーマン授業の強みだと思いました。あとは、例えばレストランのウェイトレスとして働くとしたらどんな英語を使えばナチュラルで、かつ丁寧か、ということもシミュレーション形式で授業に取り入れてもらえました。これはサバイバルイングリッシュという教科だったのですが、リスニングの先生が担任の先生で、リスニングよりサバイバルイングリッシュをやりたいと相談すると快く承諾してくれました。
実際にオーストラリアにも留学していて飲食店で調理の仕事をしていましたが、その時はカフェやレストランのホールにも出たいと思っていて、そういった細かい部分の英語力が必要だったので熱心に教えていただけたことに感謝しています。
- 3.フィリピン人講師の発音や教え方はいかがでしたか?
- 私はその頃オーストラリアに在中しており、ネイティブの先生から英語を学ぶことしかしてなかったので、フィリピン人の発音はまた違うな、と思いました。しかしそれが駄目だということはないです。普通に綺麗な英語を話します。ネイティブ圏でもそれぞれアクセントは違うのでフィリピンに限ったことでもないのかな、と思います。将来的に英語を使って仕事をする環境にはネイティブスピーカーも、第二言語として話す人もいます。いろんな国の方が喋る英語に慣れたほうが、そういった面でメリットだと思います。
フィリピン人の発音はスペイン統制時代からの流れでスペイン語と同じようにrの発音が強いようです。なのでrとlの区別のない日本人にとってはかえって聞き取りやすいような気はしました。逆に言えば、rをしっかり発音できないと毎回直されました。ブリティッシュ英語はrが弱いので、その学習者にとっては気になるかもしれません。
- 4.他生徒(外国人生徒・日本人生徒)との共同生活はどうでしたか?
- 私は1人で部屋を使えたので、何も問題はありませんでした。私の日本人の友達は2人部屋で韓国人のシェアメイトがいましたが、それはそれで英語を話す機会になるし、2人とも仲良しでちょっと羨ましかったです。シェア生活も楽しそうでした。
C2の食堂にはEOP(English Only Policy)テーブルがいくつか設けられています。日本資本で日本人の割合が高い学校ではありますが、台湾、韓国、ベトナムからの留学生もぼちぼちいるので、そこで食事をとることで外国人生徒とも交流ができたのが良かったです。学校のイベントでアイランドホッピングに行く機会があり、そこでも交流があり、とても良い思い出になりました。
- 5.寮生活(部屋設備、食事、掃除、洗濯)はどうでしたか?
- ドミトリーは新しくはありません。しかし清掃スタッフが週に2回丁寧に掃除してくれていて、心地は良かったです。私はハウスダストアレルギーがありますが、依頼すればベッドシーツも交換してくれるので、滞在中に症状が出なくてよかったです。
水回りについては、シャワーはお湯も出るし良いのですが、清潔を保っていても新しくないので、水回りがキレイじゃなければイヤ、というのであれば、少しお金を払っても施設面がキレイな学校に行ったほうが良いかと思います。
ちなみに寮内はWifiは私が留学していた時は入りませんでした。
私は校舎を正面に見て奥側の部屋に滞在していましたが、学校の奥にニワトリをたくさん飼っている民家があり、コケコッコーの鳴き声で朝は寝坊することがありませんでした。個人的にはカーテンを閉めず、日の光りと鳥の鳴き声で自然に起きるのが好きだったので良かったのですが、たくさんニワトリがいそうだったのでお伝えします。部屋に机があったのですが、私の部屋には子アリがちょこちょこ来ていました。未開封のお菓子など置いていても、割とよく出てきていて、机を必要とする自習については、自習室や近くにWifiの入るカフェがありそこに行くことが多かったです。
洗濯物は週2回、学校のカフェテリアで出せたので楽でした。たまに予定よりも数日遅れて戻るときもありましたが、それについては入学時に説明を受けていたので、特に気になりませんでした。食事については、日本の調味料を使っているとのことで、フィリピンでもお味噌汁や日本のダシを感じられる食事を頂けたのがうれしかったです。
- 6.フィリピン・セブ島に対しての感想は?
- セブはリゾートアイランドとして名高いですが、それはコーストサイドや離島、大きいショッピングモールと、いわゆる観光地に限ると思います。実際に学校のあるエリアの建物や道路、現地民の生活を見ると、まだまだ島全部をリゾートアイランドと呼ぶには遠いです。わたしは発展途中の東南アジアの持つ勢いだったり、今の日本ではなかなか見られないまた違う世界を知ることが楽しくて、それはとても魅力的でした。ローカルの焼き鳥やさんや屋台、大衆食堂食べに行くと、気さくに話しかけてくれるのがフィリピン人で、外国人に対してもとてもフレンドリーな印象があります。
確かに知らない人に話しかけられるときは警戒する必要がありますが、全員が悪い人でもないし、そういう機会は大切にしていました。 - 7.フィリピン留学の費用対効果は?
- オーストラリアの語学学校を例に挙げると、グループクラスのみで1日5時間弱の授業、それで1週間3万円程度が相場です。それには食事も寮も定期代も含まれていないです。ちなみに物価も日本の1.5~2倍、お金に余裕がなければ仕事を見つけない限り金銭面でつらい思いをするかもしれません。自炊しないと破綻します。観光も実際気軽にできないです。
そう思うと同じ1週間3万円程度で、食事込み、寮込み、交通費必要なし、それでいてマンツーマンのレッスンが受けられるとなれば、普通の人ならフィリピン・セブ留学の方が魅力的に映るのではないでしょうか。航空券も安いですしね。(1週間3万円というとコスト的には東京で一人暮らしをするのとさほど変わらないのでは、、)
どちらにもメリットデメリットはありますが、金銭的に抑えたい場合はフィリピンでさくっと留学するほうが賢明だと思います。物価が安いので、少しお金を払えば贅沢な生活ができます。例えばマッサージ、セブでは1時間400~600円程度、オーストラリアでは1時間7000円くらいします。オーストラリアで2回分の金額でセブなら1か月間毎日通えてしまうのです。
それでもネイティブの英語に慣れたい、海外で働いてみたい、国籍比率の良い学校に行って世界中に友達が欲しい、と何かちゃんとした目的があれば欧米諸国に行く価値はあると思いますが、初心者なら迷わず、まずはフィリピン留学の方がストレスなく自分のペースで勉強できて良いのではないでしょうか。
- 8.弊社フィリピン留学エージェントCEBU Englishの仕事は、どのように感じましたか?
- 私はメルボルンでエージェント業務もしている自分の上司に依頼したため、セブイングリッシュ経由ではありませんでした。しかし、学校選びの際に各社留学エージェントが紹介する語学学校の紹介ホームページを読み進めている中で、セブイングリッシュの学校紹介ページは情報量が多く、とても参考になりました。
学校によっては卒業生からの体験談が掲載されていて、ホームページには載っていなくても、そこから細かい情報が得られたので、メリットもデメリットもどちらも知ったうえで学校を決められるのは、入学後のギャップがなくてよいのではと思います。
- 9.現在、フィリピン留学を検討している方に何かアドバイス等はありますか?
- 私の経験から、欧米留学やワーホリ検討中の方は、フィリピン留学の後に行かれることを強くお勧めします。英語初心者が15人前後いるグループレッスンについていくのは、いくらビギナークラスだったとしても容易ではありません。少し慣れてくれば、クラスメイトと一緒に話す機会もグループワークもありそれはそれで楽しいのですが、はじめのうちはマンツーマンと違ってレベルを合わせてくれないし、質問もしにくいので、自分から追いつくモチベーションでいないとすぐ挫折します。また英語が喋れないうちは仕事探しも苦戦するので、先にある程度勉強しておくべきだと思います。
あとは、まず目標をたててから留学すること。目標がしっかりしていない人は、遊びに走る人が多い印象です。物価も安いし気候も良く、遊ぼうと思えばいくらでも遊べるセブですが、海外で勉強できる人生の貴重な時間を台無しにしてしまってはもったいないです。
目標に向かてひたむきに勉強する瞬間が人生で一度あっても良いのではと思います。
フィリピン留学エージェント セブイングリッシュからMKさんへ
MKさん、3週間のフィリピン・セブでの留学生活お疲れ様でした。現在フィリピン留学は低価格でマンツーマンレッスンを受けられるということもあり日本でも流行っていますが、MKさんのおっしゃる通り、リゾート地ならではの誘惑に負けて遊ぶことにフォーカスしてしまい、英語が思うように伸びなかったという失敗談もよく耳にいたします。MKさんのようにきちんと目標設定をし、メリハリをつけて勉強に励まれることがフィリピン留学を成功させるカギになると思います。本日は貴重な体験談を頂きまして、誠にありがとうございました。