- 学校:UV ESL
- コース:ESLコース
- 寮タイプ:3人部屋3週間、2人部屋3週間、1人部屋2週間
- 留学時期:2012年5月から8週間
- 1.学校に対する満足度は100点満点中、何点ですか?
- 75点。
学校形式で英語を勉強させようという運営方針に感じられました。また、他国の環境に合わないことがあるというのを理解していない印象を受けました。これらの点では、中国の大学での漢語コース(2校)の運営の方が私向きでした。なお、これらは講師の評価ではなくて、あくまで学校システムの評価です。同様の運営方針であれば、他校でも70点を付けます。 - 2.授業や先生について印象に残っていることはありますか?
- 【講師】キャリア5年以上の講師もいますが、総じて20代の若い講師が多い時期でした。大学生なら、若い講師と年代が近く、友人感覚で交流できるメリットがあります。30代以上の日本人にとっても、明るくフレンドリーな若い講師は刺激になります。英米のネイティブ講師のグループクラスがあるのも、この学校のポイントです。フィリピン人講師からは、現地の言葉を学ぶ絶好のチャンスでもあります。【授業】授業は1コマ50分、マンツーマン3コマ、グループクラス3コマは、バランスが良いと思いました。グループクラスの種類が充実しているのも魅力です。私としては、全部で4コマのコースもほしいと思いました。オプションクラスが2週間ごとに変わります。私は運良くギタークラスに出会え、マクタン島でギターを買って日本に持ち帰りました。【教材】マンツーマンでテキストを使うかどうか、どれを使うか選べたのが良かったです。ただ、音源付きのテキストが少なかったのだけが惜しまれます。中国で漢語を習ったとき、どのテキストも音源付きで自習しやすかったからです。
- 3.フィリピン人講師の発音や教え方はいかがでしたか?
- 【発音】米国人講師の発音は聞き馴れているので、言い回しも含め、聞きやすいのは確かですが、自分が英語初歩であれば、発音の点では、どのフィリピン人講師も不足は無いと思います。ただし、発音を強化したい人は、発音クラスを取るのが良いと思います。【教え方】キャリアの短い講師は、スキルがまだまだの感があります。また、マンツーマンでは相性次第の面もあります。自分の英語レベル、何を強化したいかも考慮して、必要に応じて、自分でどんどんマンツーマン、グループのクラスを変えたほうが良いです。私はリラックスして学びたかったので、マンツーマンでは特に緩くやっていました。
- 4.他生徒(外国人生徒・日本人生徒)との共同生活はどうでしたか?
- 韓国の大学生との3人部屋、2人部屋を経験しましたが、韓国人は年上にとても気を遣います。大学生同士ならよいのですが、こちらが30代後半以上になると、年齢差が韓国の大学生の負荷になると思います。また、エアコンの温度設定やエアコンを全く使わない、朝型か夜型かなどライフスタイルが合うかどうかも大きなポイントです。このため、一人暮らしに馴れた日本の社会人には、一人部屋をお勧めします。
- 5.寮生活(部屋設備、食事、掃除、洗濯)はどうでしたか?
- 【設備】中国の大学で寮生活したことがありますが、この学校の寮は綺麗です。各部屋には扇風機、エアコン、冷蔵庫、TVがあり、特に冷蔵庫が助かります。ただ、6月にエレベーターが2週間ほど止まっていたのは困りました。【洗濯】洗濯は週2回で、きちんと畳まれて戻ってきて、丁寧な仕事です。【掃除】部屋は、洗濯の日に合わせて週2回掃除があり、綺麗にしてもらえます。【電力】停電は5月に地域停電が1回、6月に寮内の一部停電が1回のみでしたので、電力供給は、かなり安定していると思いました。【NET】WiFiの親機は各階に設置されているのですが、各部屋が満員になる人数ですと、各親機の許容人数をすぐ越えてしまいます。近くのカフェに自分のPC等を持っていって、WiFiを使うことも必要です。【門限】寮には門限があったのですが、撤廃したほうが良いと思いました。【食事】寮の食事は厨房のみなさんが頑張って用意されていたのですが、1ヶ月経過して、寮の食事が自分の体質に合わないことが分かったので、寮のすぐ隣に数軒ある現地人向け食堂で、現地食を食べるようにしました。寮の食事が体質に合わない人は、自分なりに早めに工夫したほうがいいです。飲料水もミネラルウォーターのみに切り替えました。
- 6.フィリピン・セブ島に対しての感想は?
- 【治安】旅慣れた人ならわかりますが、セブは治安が良いと思いました。特に本校のある地区は高級住宅地区で、更に治安が良いです。ぼったくろうとするTAXIもありますが、多くの運転手は良心的です。他の人にはあまりお勧めしませんが、私は夜もJeepneyを利用していました。【旅行】私は海が苦手で、今回は英語だけに専念しようと思っていたのですが、実際にセブに着いてみると、「週末は旅行しないともったいない」と感じ、ボホール島に行くなどしました。セブでは週末はきっちり遊ぶ、旅行する、ダイビングの資格を取るなどをぜひお勧めします。【医療】セブの雨季の気候が完全に合わなかったので、病院通いをしました。大学生も結構体調を崩していました。私のように病院通いをし、ほぼダウンしていた人は稀でしょうが、体調は崩れる前提で望んだほうが良いです。ただし、運がいいことに、本校は医療系の大学の中にあるため、寮の隣が大学病院。スクールドクターも部屋まで往診してくれるので、安心感が大きいです。
- 7.フィリピン留学の費用対効果は?
- 初心者からTOEIC600未満の人に向いていると思います。また本校のように、マンツーマンとグループのバランスが取れているほうが良いと思います。特に若い人が比較的短期間(2ヶ月~半年)で成長するのに適していると思います。今回18歳の学生も数名いたのに驚きましたが、よい傾向だと思います。
- 8.弊社フィリピン留学CEBU Englishの仕事は、どのように感じましたか?
- 今回、体調がすぐれなかったことから、最終的に1人部屋に移ったのですが、学校側と交渉する際、力になっていただきました。空きの1人部屋が見つからなければ、現地ホテルの紹介もお願いしていました。困っているときほど、現地エージェントは心強いですね。
- 9.現在、フィリピン留学を検討している方に何かアドバイス等はありますか?
- フィリピン留学で延びるのは、リスニングとスピーキングですね。話し始めると、自分の足りない点がどんどん見えてきます。当然ですが、英語で英語を学べますので、日本で日本語の説明で他国語を学ぶのが苦手な人には、断然お勧めです。
弊社担当からKYさんへ
KYさん、留学お疲れ様でした。
一人部屋に変わってから体調はいかがでしたでしょうか?セブでの病院通い大変でしたね。留学中、環境や季候の変化、共同生活のストレスが重なり体調を崩してしまう方も少なくありません。大人数部屋で得られることも多いですが、一人部屋を好む方が多いです。また、日本でもギターを弾いたらセブの留学生活を思い出してくださいね。
本日はインタビューにお答えいただきありがとうございました。