希望があれば、臆せず伝えよう!
フィリピン人は、明るく朗らかでとても接しやすい性格の方々が多いです。
しかし、仕事に対するプロ意識は日本人の常識レベルに比べて低いと感じる事があります。
残念ながら語学学校の職員についても当てはまる方が居ます。
注意して欲しいのは、マンツーマン授業の担任の先生と仲良くなり過ぎると、授業が友達感覚になり、フリートーキング(雑談)が多くなってしまう可能性があるという点です。
留学する目的は、きちんとした英語の習得だと思いますので、いくら英語で話すとはいえ、授業中にフリートーキングが多くなってしまっては問題です。
先生と仲良くなって、放課後や週末に一緒に遊びにいくということは、留学生だけで行動するよりも庶民のエリアにも安全に行ける上、フィリピン現地の生活を知る良いきっかけになります。
また、そうやって一緒に出かけたフィリピン人講師達とのかけがいのない時間は一生の思い出になることでしょう。
しかし、だからといって大事な授業の質を落とす原因を作って欲しくないと思います。
何事もバランスが大事です。
例えば、一緒に遊んだり外食しに行く先生は、他の生徒達も同時に授業を受けるグループ授業の先生だけにするとか、担任以外の先生だけに限定するとか、付き合い方は十分に考慮したほうが宜しいかと思います。
いくらフレンドリーなフィリピン人でも、先生は先生です!
仲良くなりすぎて友達感覚になって授業の質を落とさない!!
これは、とっても大事なことです。
常夏の国フィリピン・セブの人々は、のんびりゆったりと育ってきています。
一般的に彼らは、急かされたりする事や、仕事の極端なストレスには慣れていません。
フィリピンに進出をしている日本企業の工場等では、日本人駐在員は出来るだけフィリピン人職員が、何かミスをしてしまっても、人前では叱ったりせずに、個別に部屋に呼んで(怒るというよりは)丁寧に改善方法を指導するような接し方を行っているそうです。
特に男性はプライドが高く、それ故に傷付きやすい方も多く感じます。
日本人は相手を気遣い遠慮がちになる国民性だと思いますが、その為、自分の気持ちを溜め込んでしまい、いざ我慢が出来なくなって相手に伝えるときになって感情的になってしまう留学生がいるようです。
しかし、きつい言い方になってしまうとフィリピン人は深く傷ついてしまうことがあります。
例えば、指導方法の点で、先生の指導法が、ご自身に合わずに変えて欲しい事があれば、それを伝えることはもちろん大事です。
しかし、「先生のここが良くない。こうしてくれ。」と命令口調で強く要求するのではなく、優しい口調で、「私は、こういうような授業方法がしたいんです。こういう内容に指導方法を変えて貰っても良いですか?」と説明したほうが良いと思います。
仮に英語が下手でも、辞書とノートと鉛筆の3つがあれば、絶対に通じます。
重ね重ねになりますが、留学を成功させる為には、時には自分の言いたいことを伝えるのはとても大切なことです。
しかし、そのときに相手を思いやる気遣いを常に忘れないようにしましょう。
講師の変更について
ほとんどの学校では、マンツーマン授業を担当する講師を変更してもらうことが可能です。
学校によって変更の規則は異なりますが、1週間経過後から変更可能な学校が多いようです。
まずは、最初に担任になった先生の授業の進め方で学習してみて、自分には合わないと思うようでしたら、学校職員に相談の上、講師変更することもスムーズに学習を進める一つの方法です。
また、自分よりも先に留学を開始している留学生と情報交換を行うことで、人気のある教え方の上手な講師を教えて貰える場合があるようです。