こんにちは。
フィリピン留学エージェント・セブイングリッシュではセブ島を中心にフィリピン各地の語学学校をご紹介しています。
今回ご紹介するのは意外にもフィリピン留学の穴場・首都のManila(マニラ)です。
マニラはフィリピンの首都ですが、それほど語学学校は多くはありません。ただ、日本各地から直行便があるため手軽に行くことができる場所なのです。
1.マニラの概要
マニラは島国フィリピンの中でも最も大きな島「ルソン島」にある都市です。
留学先や観光地としても人気のセブ島からは飛行機で約1時間半。
1-1.東京とほぼ同じ人口を擁する大都市
マニラは17の地区から形成される『メトロ・マニラ』と呼ばれる経済都市圏の中心地です。この首都圏の面積は東京23区よりも広く、圏内の人口は約1,300万人。これは東京都の約1,400万人とほぼ同規模の人口です。
フィリピンの人口は約1億700万人(2018年末現在)ですから、国の人口の約12%がマニラに集中しているのです。この数を見るだけでマニラがどれほど大きな都市なのかが伝わるでしょう。フィリピン人の平均年齢がまだ24歳、さらに2090年頃まで人口が増加するという試算もあります。今後まだまだ大きく発展していく可能性が感じられますね。
1-2.経済の中心地
毎年のように6%を超える高い経済成長率で推移しているフィリピン。その中心地はやはり首都マニラです。特にフィリピンの主な産業の一つ・コールセンターなどのBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)がマニラを中心に盛んです。
海外から多くの企業も進出しており、フィリピンで唯一電車が運行しているエリアもあります。交通渋滞はひどく、空気も綺麗ではありませんが、フィリピン人のみならず世界中から多くのビジネスパーソンが集まってきており活気にあふれています。
とりわけ『マカティ』や『ボニファシオ・グローバルシティ(BGC)』は先進国さながらの街並みで東京都内を歩いているかのようにさえ感じます。さらに『BGC』内はフィリピン国民の足・ジプニーやトライシクルの侵入は禁止されており、歩道は広く道も綺麗なので、セブや他の地域で感じられる雑踏感はありません。
1-3.見どころの観光地も多い
フィリピンの観光地と言えばセブ島が圧倒的に人気ですが、じつはマニラにも見どころがたくさんあります。
マニラオーシャンパーク
フィリピン最大規模の水族館でしたが、2019年8月にセブ島にオープンした『Cebu Ocean Park』に抜かれ、フィリピン第2位の大きさの水族館。『Cebu Ocean Park』の記事はコチラ
ここの見どころは世界三大夕日と呼ばれている『マニラ湾』の夕日が望めること。
リサール公園
スペインからのフィリピン独立のきっかけを作った、フィリピン最大の英雄『ホセ・リサール』。
志半ばでスペイン軍によって銃殺されたリサールは、この公園の記念碑の地下に葬られており、24時間衛兵によって守られています。記念碑の場所は、フィリピン全ての都市への距離の起点とされています。
アニラオ・サンビーム
マニラ中心部から車で約3時間にあるリゾートエリア。マニラ近郊でもマリンスポーツやダイビングが十分に楽しめます。さらに日本語対応もしているので気軽に遊びに行けますね。
2.治安
マニラはなにかと治安の悪いイメージがありますが、これはエリアによって様々です。
世界各国の犯罪と安全指標(2019年上半期)で見てみると、弊社が提携している学校のある『マカティ』等は、セブやイロイロよりも良いスコア(治安の心配が少ない)です。ベトナムの首都ハノイとほぼ同スコアなのでこれは問題のないレベルです。ただし防犯対策は必須です。
一方、マニラ市の多くのエリアやケソン市等はわりと注意が必要です。観光客を狙ったスリや強盗、ぼったくりといった軽犯罪から詐欺、賄賂、美人局など様々な犯罪が横行しているのは事実ですが、外務省の海外安全ホームページによると、ルソン島の危険レベルは「レベル1・十分注意してください」。これはフィリピンのミンダナオ島を除く他の地域と同じレベルです。観光等で訪れる際には貴重品や多額のお金を持ち歩かないなど注意が必要です。
危険な地域には行かない、夜は出歩かない、派手な格好を避ける、貴重品はポケットに入れない等、危機管理意識を持っていれば被害に遭うことはほとんどないかと思います。
以前「防犯対策|いろいろな犯罪事例を知って安全な留学を」という記事を掲載しているので、こちらもご覧ください。
3.気候
マニラの気候は一年を通して平均気温が25度~30度、高温が続くセブ島とほぼ同じ気候です。
大まかに6月から10月の雨季と、11月~5月の乾季に分けられますが、亜熱帯気候なので、一年を通して日本の夏の服装で問題ありません。
ただ、室内ではエアコンが効いているところが多いので、1枚羽織るものがあると重宝します。
また、フィリピンの雨季は日本の梅雨と違い、ほとんどの場合スコールで短時間に激しい雨が降ることが多いので、雨期を避けて留学時期をずらす必要はありません。
特に7~9月にかけては降水量が多く交通機関が麻痺することもあるので外出時は注意です。また、毎年雨季シーズンには台風が発生しやすく、マニラは台風の通過点となっています。
この7~10月に渡航される際には飛行機の遅延・欠航等起こりかねないので、天気予報などをこまめにチェックすると良いかもしれません。
4.ショッピングモール
SM Mall Of Asia(モールオブエイシア)
フィリピン国内4番目の規模のショッピングモール。空港からもアクセスが良いパサイエリア。
Glorietta(グロリエッタ)
アクセスの良いマカティにある5つの建物から成るショッピングモール。
Greenbelt(グリーンベルト)
こちらもマカティにあるショッピングモール。高級ブランド店も入っている。
Market!Market!(マーケットマーケット)
ボニファシオグローバルシティ(BGC)にあるショッピングモール。入り口前には市場もありちょっとしたローカル感が味わえる。
Powerplant Mall(パワープラントモール)
富裕層ご用達のモールのようです。というのもこのモールのあるロックウェルという場所は高級住宅街の町です。
8.日本人の住みやすさ
日本の駐在員さんも多く在住されています。しかし車移動が必要な生活だと渋滞がひどいので大変です。
中心部は飲食店や大型ショッピングモールも多数あり、生活に困ることはないでしょう。
9.日本からのアクセス
日本からマニラへは、成田・関西・中部国際空港、福岡・東京(羽田)・新千歳から直行便が運航されておりアクセスの良い都市の一つです。空港から市内までは20~30分です。
マニラの空港はターミナルが4つあり、それぞれが離れていてターミナル間の移動にはバスやタクシーを利用することになります。航空会社によってターミナルが違うので、学校のピックアップ案内にはよく目を通しておきましょう。
マニラ空港発着ターミナル別の主な航空会社
ターミナル1
・JAL
・ジェトスター
ターミナル2
・フィリピン航空
ターミナル3
・セブパシフィック
・ANA
・デルタ航空
・エアアジア
ターミナル4
主に国内線のLCC
10.マニラの語学学校
マニラにはそれほど多くの語学学校はありませんが、韓国系の語学学校をはじめ歴史の長い学校があります。また、国内の有名な大学も多いことから優秀な人材が多く集まっており、レベルの高い講師がいることも特長です。
ただ、韓国系の学校では、セブ島のように長年常勤している日本人職員がいる学校はないのでご注意ください。
弊社では、スタッフが実際に足を運んで語学学校を視察し、信頼のおける数校の語学学校とのみ提携をしています。
11.気になる点
学生の国籍比率
マニラの語学学校はセブ島や他の地域とは違い、わりと小規模で学費は高価格帯です。
その分真剣に学習している社会人や企業研修の方も多い環境であることと、居住環境も良く利便性も優れているのが利点です。
また、ビジネス英語に強い学校もありますし、日本各地の空港から直行便が多いのも魅力的です。
ただ、日系の語学学校の学生の多くは日本人なので、他国からの留学生と国際交流をお求めの方はセブ島や他の地域が良いかもしれません。
交通渋滞と台風被害
マニラの交通事情は深刻な問題を抱えています。
普段から渋滞が発生しがちのマニラですが、台風の直撃と重なると場合によっては洪水被害によって交通機関が全く機能しなくなります。
ただ、学校のあるエリア内(たとえば、マカティという地区)の中だけで安全に徒歩移動できる範囲にショッピングモールやレストランが色々と揃っているので、あまり留学中にあちこち行かないと割り切れば、普段は問題ありません。
タクシー運転手や空港職員の質が悪い
セブ島や、その他エリアと比べても、タクシー運転手の質がとても悪いです。
料金メーターを使ってくれなかったり、ぼったくろうとする運転手が多くいます。
近年はGrabという配車アプリを使うと明朗会計なので、タクシーを利用するのは出来るだけ避けて、Grabを使ったほうが良いです。
また、空港内にも少し道を尋ねただけでチップを要求してくるような輩が時々、います。
留学出発前に、マニラ到着してから学校へ送迎されるまでの手順を、当社からの案内を参考にして、きちんと確認してください。
まとめ
フィリピン留学の穴場エリア「マニラ」
都市型の生活を望まれる方、綺麗な住環境を重視される方、仲間とワイワイとする雰囲気を求めていない方にはオススメです。
直行便の数も多いのでアクセスが便利なマニラ。
気になる方はお気軽にお問い合わせください!