Couastさん/4週間/クラーク:CIP
こんにちは。
セブイングリッシュ・畠尾です。
弊社ではときおり生徒様のカウンセリングを行っております。今回は日本からの直行便も就航したクラークにある語学学校『CIP』の卒業生・Coastさん(イングリッシュネーム)に学校生活を振り返りインタビューにご協力いただきました。
1.カナダに滞在して英語嫌いが一転、
自分の視野を広げるためにフィリピン留学へ
留学に至ったきっかけ、エピソード
大学のプログラムで、カナダのセントキャサリンズに3週間滞在したことが原点です。セントキャサリンズは、トロントからバスで1時間半、ナイアガラの滝で有名な地域です。
このときは英語が全くできない状態、しかも僕は受験で英語を受けないで入学できる大学を探していたぐらいです。この先、一生英語は使わなくても良いかなという考えでした。
それが、2年生の時にふと「海外を経験してみたい」と思い、大学のカナダへの留学プログラムに申し込んだんです。
いざ行ってみると、カナダで過ごした毎日の生活が本当とっても楽しかったんです。こんな経験を日本では一度もしたことが無くて、旅行でも毎日ワクワクすることもなかったんです。そのときに、「海外って一日一日がワクワクする場所なんだ」って思ったんです。
帰国してもカナダのあのワクワク感が忘れられなくて、また海外留学をしたいって思っていました。もう一度海外に行きたかった一番の理由は、ホストマザーとの思い出があったからです。僕のホストマザーはとてもいい人でした。でも、そのときにマザーと英語で十分な会話ができなかったことが唯一心残りだったんです。本当はもっといろんなことを話したかったです。それからは英語を科目として捉えるのではなく、スキルやコミュニケーションツールとして捉えられるようになりました。つまり、英語に対する姿勢や考え方が変化しました。
2年生の春休みの間にもう一回どこかの国に行きたいなって思っていて、本当はカナダにもう一度行って、ホストマザーに会いたい気持ちが強かったんです。ですが、カナダ行きの際、時差がどうしても嫌だったんです。フライト時間が10時間以上なんですよ。着いてしまえば良いのですが…。前回は友達と一緒だったので耐えられましたが、一人ではとても耐えられそうにないと思ったんです。だから、次にカナダへ行くときは旅行として行こう、と決めました。
そうなると近い国に限られてきたんです。このタイミングでちょうどフィリピン留学経験者の先輩と出会って、フィリピン留学の良い点や悪い点など、いろいろなお話を聞かせていただいたんです。
その中で魅力的だったのが、どちらかというと悪い話だったんですよ。「フィリピンにはストリートチルドレンという靴を履いてない子供たちがいるから、財布とか盗まれないように気を付けたほうがいいよ」って聞いたんです。そういうのって日本には絶対ないじゃないですか。僕はこれを実際に見てみたい、自分の視野を広めたい、そう思ったんです。
こうしてフィリピンという国に興味を持ったんです。距離も近いしですし。それでエージェントさんに相談してフィリピンに決めた、という経緯です。
英語嫌いから180℃変わったのは面白いですね。元々英語に興味が無かった人が、カナダに行き、そこで出会った人たちや環境によって心境が変化した。そして「もっといろんな話、深い話をしたい。そのために英語を磨こう」というストーリーがあった。
そういえば、出発前にフィリピンペソを持っていなくても大丈夫か、と何度も連絡をいただきすごく不安そうでしたね。
人生初の一人海外デビューだったので、そして日本語が使える人が傍にいないことがとても不安だったんです。一つでも不安なことをなくしてから出発したかったんです。学校に着くまでフィリピンペソは要らないって言われてたんですけど乗り継ぎの名古屋で、やっぱり怖くなって両替をしました笑。
マニラに到着、フィリピンの第一印象
最初に感じたのは海外特有の空気です。2月なのにモワっとした空気。僕は真冬に出発してきたので。マニラの入国審査は長蛇の列でした。空港のWi-Fiは30分しか使えなかったです。ゲートを出たらすぐにタクシーの客引きが寄ってきてそれに驚きました。警備員の装備している銃の大きさ、警備員の緩さにも驚きました。このとき僕がイメージしていたよりも治安は良くないなと感じました笑。
ジェットスターでフィリピンに入国されたのでマニラ空港のターミナル1でしたね。ここは比較的注意が必要なターミナルです。ピックアップはスムーズでしたか?
CIPのピックアップスタッフさんが日本人の方でとても安心しました。僕と同じタイミングで5人が一緒に学校に向かうことになっていて、それが偶然にも全員日本人でした。ちょうど大学の春休み時期でみんな大学生ということもあり、留学のスタートは本当に安心でした。このメンバーとは帰国した今でも、日本で集まって旅行をしたり、月に1回ほど電話したりするくらい仲が良いです。最初からメンバーにはとても恵まれていました。
良かったですね!所要時間はだいたい車で3時間ぐらいですから、着いたのは朝方ですね?
朝の3時ぐらいでしたが、学校に着いてすぐに寝られるわけでもなかったです。翌日は9時からオリエンテーションだったのですけど、その日の睡眠時間は2~3時間でした。僕らのフライトが遅かったので仕方ないのですが、同じ週のスタートのメンバー(バッチメイト)には、学校に昼頃に到着してクラークの街をぶらりとして普通に0時前に寝たという人もいました。それを踏まえて航空券を取れば良かったかなとも思います。
2.CIPは徐々に英語環境に慣れていける、まさに初心者にとって入りやすい学校
初日のオリエンテーションの流れ
到着日はバタバタで疲れますね。翌朝は朝食を食べてオリエンテーションでしたね。ところでルームメイトはどこの国の生徒でしたか?
偶然にも同じピックアップで来た日本人と同じ部屋だったんです。(3人部屋を2人で使用)。最初から友達ができている状態だったので、留学生活のスタートにおいては良かったと思っています。
初めから友達がいることはとても心強いですね。バッチメイト(同じ週に留学がスタートしたメンバー)は何人いましたか?
ちょうど日本の大学生が春休み時期だったので日本人が多かったです。日本人が12人、ベトナム人が2人、台湾人が1人でした。
韓国人はいなかったんですね.
バッチメイトにはいませんでしたが、すでに3ヶ月滞在している人はいました。
オリエンテーションはどのように行われましたか?
各国の言語で書かれたファイルが渡されるので、CIPの規則などを理解するのは問題なかったです。午前中は留学前に受けられるプレースメントテストを受けなかった人のテストの時間でした。僕は事前に受けていたのでその時間にゆっくり休めました。お昼からはマネージャーさんが英語で説明をする時間がありました。もらった日本語のファイルの内容なので、この時間はリスニングの練習時間のようなものだと思って聞いていました。CIPは学校に来た瞬間からすべてが英語環境になるわけではなく、徐々に英語環境が作られていく感じでした。初日は半分ぐらいが英語環境になってとても過ごしやすい気がしました。
徐々に英語につかるようになるのは初心者の人には入りやすくて良いですね!その後はNepo Mall(ネポモール)で買い物ですか?
その前に学校の施設案内がありました、カフェテリアや授業の教室の場所を案内してもらいました。夕方からはジプニーに乗ってNepo Mallに行き、両替所や写真撮る場所などを教えてもらいました。5分ぐらいで行ける場所ですし、レストランなど何でもあるので便利ですね。
ショッピングモールではスタッフさんが買い物のアドバイスをしてくれました。トイレットペーパーや、売店は夜閉まるから夜食に何かを買っておいたほうが良いよ、とか。
あと、初日は学校ですれ違う先生たちに「Are you a New Student?」って聞かれて、「Yes, I’m new student.」って返したら、すぐに「私は○○っていうの、よろしくね!」って英語で自己紹介してくれるんです。フィリピン人はこんなにフレンドリーなのかと感じました。来たばっかりの生徒に、初日からすごく優しくてフレンドリーに接してくれて嬉しかったです。
学校に払うお金はNepo Mallで両替しましたか?
CIPでは、ドル→ペソに両替してくれますが、円→ペソはNepo Mallで両替しました。初日は本当にゆっくりと自由に過ごせました。
授業がスタートしてからの感想は?
僕のコースは「ESL Standard」で一日7コマです。僕の一日のスケジュールは午前2コマ、午後5コマでした。1コマ目が10時からだったので、朝食を食べて予習して授業に行く、という生活でした。朝はゆっくりできて、僕にとってはとても生活しやすいスケジュールでした。午前に4コマの人もいましたけど大変そうに見えました。
初日は自分の授業の教室の場所がどこかわからず大変でしたけど、先生や他の生徒に英語で尋ねるきっかけにもなりました。こうして自然と英語を使う環境が作られていくんだと感じました。
初めての授業はどうでした?
どの授業も最初はお互いに自己紹介の時間でした。マンツーマン授業は緊張しましたね。英語が流ちょうに話せるわけでもないし、聞き取れるわけでもなかったので、そういった意味で緊張はしました。
ネイティブティーチャーよりもフィリピン人の先生の英語の方が聞き取りやすかったです。授業開始時間にちょっと水汲んでくるっていう人もいて、フィリピン人は時間にルーズだなと最初の週は思っていました。そのうちにこれがフィリピンの国民性なのかと理解できるようになりましたけど。日本じゃありえない行動に自分の常識を壊される体験でした笑。
嬉しかったのは、彼らが日本語の単語をいくつか知ってるんです。あいさつだけでなく、総理大臣の安倍さんの名前を知っている人もいました。僕の場合、先生から「これは日本語で何ていうの?」と尋ねられることから始まるような、最初は「日本語」を話題にして英語を使うことに慣れる、という授業が多かったですね。
3.初心者への教え方が上手い先生たちと、安心して勉強に打ち込める環境
先生たちの授業や教え方はとても上手だと感じた
先生たちもプレースメントテストの結果から生徒のレベルを事前に把握しているので、合わせてくれていたと思います。
ほとんどの留学生は英語スキルを向上するためにフィリピンに来ているので、英語がまだあまり上手くない人を教えることに先生たちは慣れています。自分たちも英語を身につけることを経験していますから教えるのは得意です。それが上から目線で教えるような感じではない姿勢が良いですね。
そこは嬉しかったです。週を重ねるごとに良い意味で先生たちに親近感が沸いてきました。
留学の目的はコミュニケーションツールとしての英語のスキルアップでしたよね。それに対してそれぞれの先生たちはどうのようにアプローチしてくれましたか?
マンツーマン授業では、あまりテキストを用いない授業を行ってくれました。例えば歴史がテーマだったら、日本の歴史について話をしながら、フィリピンの歴史のことを質問するとか、テキストにある単語を基に「日本ではどうなの?」とかです。テキストに添うというよりもテキストの内容を超えて授業の展開をしてくれていたように思います。他の生徒とは違った授業だったようで、目的に応じて先生が自分に合った授業内容を行ってくれたのでしょう。
その中で、「こういう時はこの単語を使うんだよ」とか、「発音はこうだよ」って教えてくれていたのですか?
そうですね。ネイティブマンツーマン授業のアメリカ人の先生はちょくちょく教えてくれました。この先生とは後に一緒に食事に行く仲にもなりました。男女関係なく日本人のことが好きな先生でしたね。
最初はネイティブの発音が全然聞き取れなかったんですが、何度か聞き返したら先生が電子辞書を使って何て言ったのかを日本語で見せてくれるんです。そのようにして音として理解できるようになって、また会話が広がっていきました。また、日本人は「わからなくても聞き返さない」ことが多いんです。それを先生は知っているので、こっちの態度で読み取ってくれて、わかってなさそうだと感じたらすぐに辞書で見せてくれるんです。そのような感じだったので、ネイティブの英語が自然と入ってくるようになりました。さらに、とても親切にそのように対応してくれるのでモチベーションが下がらないんです。
ターゲットとしているスキル以外、例えば宿題でライティングがあったと思いますが、そのスキルは向上しましたか?
ちょっとは伸びましたが、ライティングに力を入れていたわけではないのでそんなに上がっていないと思います。一ヶ月じゃ足りないですね。スパルタコースという9時から22時までの勉強時間があるコースの人は、2~3週間でグンと上がったっていう話は聞きました。
学習のモチベーション維持ができた『バディティーチャー制度』
CIPでは授業の先生とは別に、生活全般をサポートしてくれる担任の先生が付くんです。バディティーチャーと呼ばれています。僕のバディティーチャーがフィリピン人の先生で、すごく教え方が上手かったんです。発音もネイティブっぽくて。この人が「この授業はどう?レベルは上がった?」という風に、一日一回必ず会って話す時間があり、常に気にかけてくれるんです。そういう存在がいてくれるのはとても心強かったです。
バディティーチャーがヒアリングして、授業の担当の先生に何かフィードバックはしていたのですか?
特に先生に不満があるわけではなかったので、そういうことがあったかはわかりません。ですが先生を変える生徒もいましたね。僕は先生を変えることは時間的にもったいないと思っていました。4週間しかないので、それぞれのクラスの担当の先生から教えてもらったほうが良いなと。
授業では楽しみながら英語を勉強することができていたようですね。特にマンツーマン授業では、最初の週に話せなかったことが最後の週に話せるようになった、という実感はありますか?
ありますね。特に、一か月間過ごしていると日常で使う言葉がわかってきました。これまで日本で勉強してきた英語の中で、実際の日常会話で使う英語と使わないような英語の区別ができるようになりました。
使う英語は毎日使うのですぐに体に身に付きましたし、反対にコミュニケーションで使わない英語を勉強する意味ってなんだろう、とさえ感じました。単語帳で難しい単語を覚えていたんですけど、相手に伝わらないことも多々あって、結局、簡単で伝わりやすい単語を使うようになりました。その方が会話の流れもスムーズになるんです。難しい単語を覚えるよりも言い回しを覚えたほうが良いなと感じました。
1:1授業では学べないことを得られたネイティブのグループ授業
僕が受けていたグループレッスンでは、自分の意見を伝える授業とみんなで一つの答えを出す、という2種類ありました。主にリスニングと発表する内容に分けられます。メンバーが韓国人と中国人、そして先生がネイティブ、いろんな国の人が話す英語が聞けて良かったと思います。
最も印象に残っているテーマはありますか?
はい。友達、恋人、家族、この中で「手をつないでもいい」と思うのは?みたいなテーマがありました。「友達や女同士なら良いけど男同士は不自然だね」、「それはなんで?」みたいにディベートを展開していくような。
日常会話よりも一歩進んだレベルで、自分の考えを口に出す練習にもなりましたね。
うまく言えなかったとしても、「I don’t think so.」みたいに一言でも伝えられればOKで授業が回っていて、ハードルが低く楽しい雰囲気でした。これは初心者には勉強になるなと思いました。
マンツーマン授業とグループ授業、それぞれで伸びたと思うスキルはなんですか?
マンツーマン授業のおかげで、英語を話すことに抵抗を感じなくなりました。日本にいた頃は英語を口に出すことに、周りの空気もあってかなりハードルが高いと感じていたんですがそれがなくなりました。マンツーマン授業では英語しか使えないので、英語を話さなきゃいけない環境によって、英語を使うことが自然になったんだと思います。あとは、使う英語と使わない英語の知識を体感できたことですね。
実用的な英語とそうじゃない英語がわかって、コミュニケーションに必要な本当の英語力が伸びた感じですね?
そんな感じです。スピーキングとリスニングはかなり向上しました。グループレッスンでは、僕と似たようなレベルの、他の生徒が話す英語を聞けたことが新しい経験でした。自分のつたない英語でも先生や生徒が聞き取ってくれて嬉しかったですし、聞き取ってあげられていたことも同様に嬉しかったです。そのおかげで英語でコミュニケーションをとることに自信がつきました。
綺麗な発音の英語だけが英語じゃないという考えになったのかと思います。幅広く英語を捉えられるようになったように感じます。
2週間、常に英語を使う『EOPチャレンジ』に挑戦
EOPチャレンジをしていましたね。これについての経緯と内容をお願いします。
『English Only Policy』ですね。EOPチャレンジ中の2週間は「母国語を話しちゃいけないよ」というもので、母国語を話したらペナルティとして罰金が科せられるんです。20ペソで小額ですが。ちなみにこの罰金は貧しい人たちへの募金に充てられます。チャレンジ中の人は学校のいたる所、5、6か所に写真が貼られるんです。そして毎週火曜日にはEOP-Tシャツの着用が必須なんですよ。学校の人みんなに知られることになるので強制力が増すというか。
僕が知っている限り、みんなルールを守ってやっていましたね。先生たちが帰った夜はそこまで厳しく監視はされていませんでしたが、それでも英語を使うモチベーションにとてもなりました。
2週間の最終日には英語で5分間のプレゼンをするんです。これを作るのに自分のバディティーチャーと一緒に作業します。プレゼンの方法も教えてくれました。僕は2週目に体調崩してしまい準備不足でしたが、自分が使える英単語でなんとかプレゼンを乗り切りました。
先生はEOPについて、「任意参加のEPOチャレンジに申し込む生徒は、やる気のある生徒だから応援したくなる。」と話していました。
他の生徒よりも意識が高いね!と見られるんですね。
そうです。自分の先生じゃない先生からも、「EOP頑張ってね」って声をかけてもらったり。すごくうれしかったですね。モチベーションも上がりますし、CIPにいるんだなっていう意識にもなりました。
EOPに参加する生徒はどのくらいですか?
定員が決まっているので1度に8人限定です。僕の時は周りの人に声をかけて仲間を集めて、定員の8人にすぐになりました。こういうプログラムで他の生徒との繋がりができて嬉しかったです。
英語を使う機会を増やす校内イベントが盛ん
CIPは授業以外に英語を使う場面を設けて、それをきっかとして生徒同士が繋がるようなシステムが整えられていると思います。
本当ですね。スポーツ大会なんかは先生たちがチームを決めて生徒を分けるので、日本人同士が固まることもなく各国の生徒とチームを組むことになります。それがまた友達になるきっかけになりますね。声掛けとか、スポーツ中に使う英語も覚えましたね。
CIPは毎週イベントがあり、そして平日は毎日何かをやってくれているのが良かったです。ダンスやスポーツ、テーブルゲーム、あとはショッピングモールへバスを運行してくれています。僕は土日のアクティビティでバルーンアートを見に行きました。とても面白かったです。生徒何人かで行ったので、本当に仲間ができやすい環境です。
4.親切なスタッフさんや先生のおかけでストレスフリーな留学生活
病院には日本人スタッフが。支払いも保険でカバー。
留学中にお腹を壊してしまいましたよね。原因は何だったのですか?
3週目でした。急性胃腸炎らしいです。
フィリピンに慣れてきたころにきましたね。
原因が不明です。よく日本人がなるみたいで、僕は病院に行きました。3日ぐらい部屋でダウンしていましたが、友達や先生が様子を見に来てくれたり、ポカリを買ってきてくれたり、みんなの温かさを感じて幸せでした。
病院はどんなかんじでしたか?
病院に行くときは学校がすべて手配してくれて、バスで他の学校の生徒さんも途中で乗せて行きました。日本人の看護師さんがいる病院で安心でした。診てくれたドクターも片言の日本語が話せる人で、しかも面白い人だったので和みました。「ハイスッテー、ハイテー」とかは日本語でした。他のことは看護師さんがすべて通訳してくれたので助かりました。
支払いはどのようにしましたか?
海外旅行保険に入っていたのでキャッシュレス、1ペソも支払わずに済みました。保険は入っておくべきですね。カナダの時は体調を崩すことも無かったのでフィリピンでも大丈夫かな、と思いましたけど、やっぱり保険に入っておいて良かったです。ルームメイトは保険に入っていたのですが、日本帰国後に返金になるということで、一旦そこでペソを支払っていました。
CIPの施設や食事について
CIPの体育館は朝7時から利用できて、何をするにも自由でした。プールも自由に入れるので特に不満はありませんでした。
綺麗でしたか?
そうですね。建て直した部分もあって綺麗でした。カフェテリアは本当に綺麗で、料理も個人的に満足でした。アジアの人の好みに合わせていたのか、何でも食べられました。
朝ごはんは?
フレークやパンケーキも出ていましたが、基本的にお米は3食ありました。メニューも毎日変わるので全然飽きませんでしたね。学校の食事だけで満足できるので、お金を節約したい人には良いと思います。CIPの売店でお菓子やジュースも買えますし、お水も飲み放題なので、学校内だけでも生活ができると思いました。
学校から町まで行くのは便利だった?
街に出るときは学校のバスの他に、トライシクルですね?おいくらでしたか?
往復で200円ぐらいです。行きは問題ないのですが、帰りは街中のドライバーを捕まえるので吹っ掛けてくる人はいました。親切な顔してぼったくるんですよ。相場を知るとそんなこともなく帰ってこれます。
街中ではどんなところへ行きましたか?
Nepo Mallの周りにいろいろなお店があるのでよく行ってました。先生にワッフルが美味しいお店に連れて行ってもらいました。先生はアメリカ人だからか大量に注文していたのが印象的でした。食べられないって言ってるのに(笑)。
CIPでは、先生と出かけることは珍しいことだったみたいです。しかも食事代は多めに出してくれて…。授業とはまた違って、こういう機会は本当の日常会話の勉強にもなりました。ジプニーの乗り方とかもいろいろ教わることができましたし。
いよいよ卒業。そしてマニラ空港へ。
卒業パーティーが開かれました。金曜の授業が終わった夕方に、卒業証書の授与、そして一言スピーチの時間がありました。その後はパーティーでした。これが、卒業する人がお店を手配するんです。どうやら祝われる人が幹事役という文化があるみたいで。それで僕たちはコリアンタウンでやりました。そのあと、ちゃんと2次会の文化もありましたよ。
スタッフの人との距離は近かったですか?
日本人マネージャーの方がとても距離が近かったです。僕の友人とも旅行に行ったりするぐらい親密でした。そのため何かあってもすぐに相談ができました。英語のことは先生に相談して、生活面のことはスタッフさんに話すとすぐに対応してくれたので、留学中はストレス無く生活できましたね。
英語でうまく伝えられないうちは本当に助かりますね。帰るときはどのように?
マニラからのフライト時間に合わせて午前2時にCIPを出発しないといけなかったので、その日は寝ずに部屋で荷物をまとめていました。ちょうど同じ時間に出発する人がいたので、一緒に学校の車で送ってもらいました。有料ですが、人数で割りカンできます。たしか3000ペソをシェアしました。
留学を経験して変化したこと
メッセンジャーやLINEで英語を頻繁に使うようになりました。フィリピンで出会った友達や先生と連絡を取り続けています。そのため生活の中で英語を使う時間が本当に増えました。あとは日本各地にも友達ができました。そういう意味で、国内外への視野は広がりましたね。
今後はこの経験、向上した英語力を活かせそうですか?また、行く前に描いていた未来像と現在見えている未来像は、英語というエッセンスが加わってどのように変化しましたか?
これをビジネスで活かそうとするにはまだまだ勉強が必要だなと思いますが、もし会社に外国人がいたとしても、気軽に英語でコミュニケーションをとれますね。海外の人を自分の中で受け入れられる姿勢ができました。外国人に声をかけられたとしても「ハロー」って気軽に返せるでしょうし、気持ちの面ではとても楽になりました。視野も広がりましたし、困っている外国人を助けることできるようになりました。
フィリピンへの留学によって、英語力の向上だけではなく、そこでの素敵な出会いもあって、いろいろな方向に可能性が広がっていったのですね。今日は貴重な留学の体験談をお話いただきありがとうございました。
まとめ
Coastさん、卒業インタビューに答えていただきありがとうございました。
留学前から帰国まで詳細に語っていただけたおかげで、留学生活の一連の流れがつかみやすい内容になりました。留学をお考えの人たちにもイメージが伝わったかと思います。
クラークのネイティブ講師の授業も受けられる学校『CIP』にご興味のある方、お気軽にお問い合わせください。
また、CIP卒業生のその他の体験談はコチラをご覧ください。 ネイティブの1:1授業が受がけられる マニラ空港から車で2-4時間のクラークにある学校。ネイティブ講師の授業が豊富で、いろいろな国籍の生徒が留学しています。母国語禁止に挑戦するルールもあって英語漬けの日々が送れます。