新型コロナ対策をしながら運営中!フィリピン北部バギオにある「MONOL」の職員にインタビュー

こんにちは

セブ島に現地オフィスがあるフィリピン留学エージェント・セブイングリッシュです。

3月中旬からマニラが都市封鎖(ロックダウン)になり、フィリピンへの渡航や国内移動が厳しく制限されていますが、6月に入ってからは規制が少しずつ緩和されてきています。

バギオはマニラのあるルソン島北部の山あいの都市です。
依然厳しい移動の規制がありますが、6月に入り徐々に交通機関も再開し始めています。

今回はバギオの英語学校『MONOL』の日本人スタッフ・小河原さんに学校内の様子をSkypeでインタビューいたしました。

1.現在もMONOLに残っている生徒や日本人スタッフの数

<6月12日現在>

現在17名の生徒がMONOLに残っています。
そのうち日本人8名で、他は中国、ベトナム、サウジアラビアです。

3月中旬、ロックダウンされてからは毎日のように規制変更についての情報が飛び交う中、MONOLとしては学生さんには「この状況ではあまり動かない方が良いだろう」という案内をしたうえで、帰国を希望する生徒さんにはサポートを行なってきました。

また、残っている学生は元々の留学期間が長かった方が多くて、滞在中に延長される方もいらっしゃいます。

日本人スタッフは小河原さんが残り、その他に韓国、中国人のスタッフが現地に残っていて、生徒や講師、スタッフのサポートを現在も行なっています。

また、帰国する生徒さんにはプライベートバンを借りてマニラ空港へ向かってもらっています。
生徒さんとドライバーはマニラ空港へ行くにも健康診断書や許可証が必要になります。

2.在校生にはどのような対応をしていますか?

3月中旬のロックダウン以降、一時的に正規授業が休校になってしまいましたが、学校はバギオ市長へ授業再開の要請を行い、バギオにある他校同様、生徒さんやスタッフの外出禁止や衛生管理の徹底を条件の一部として、その週の半ばには授業が再開できました。

しかし、その週の新入生だけは2週間のお部屋隔離でオンライン授業への振り替えで了承いただき、校内の衛生管理を行なっていました。

食堂ではソーシャルディスタンスを保って席を配列。
エレベーターの使用を禁止し、その代わり、お部屋割りをなるべく階段移動が大変ではない範囲に集めています。

生徒さんには現在もマスクとアルコ―ルジェルを配布しています。

その他の学校スタッフも住み込みで勤務してもらっているため、食事や清掃は通常通り行われています。

5月中旬まで続いたECQの期間がその後GCQに緩和され、一部スタッフは通勤が可能になりました。

3.学校内の様子

生徒さんが少なく寂しい感じはありますが、校内は通常の光景があります。

静かな分、英語の勉強にはかなり集中できる環境になっているそうです。

一番厳しい都市封鎖の期間中は数名の通いのスタッフがオフィスを使用して、住み込み用スタッフのオフィスを臨時で準備し、万が一の感染を防止するため生徒さんはこの臨時オフィスのみ立ち入りが許されていました。

4.学校の外の様子

5月中旬までは学校敷地外への外出禁止が続き、5月中旬以降は区域内のみ外出はできますが、街までは行けません。
そのため外の様子はまだあまり把握できていない状態です。

話によるとタクシーやジプニーもまだまだ運行数が少ないようです。

帰国する学生さんを送るためマニラ空港へ行くことはできますが、許可されたドライバーに限られ、証明書も必要です。
地域間の移動は依然厳しい状況です。

5.職員や生徒は外出をしてますか?

韓国人のマネージャーさんが週に一度、車でスーパーマーケットへの買い出しに行く程度です。

学生さんが何か欲しい場合は買ってきてもらうか、MONOLの目の前のサリサリストアに限られます。

通勤ができるようになってからは、先生たちにオンラインレッスンのトレーニングのため来てもらっています。

ショッピングセンター内は一方通行

6.治安の変化を感じますか?

バギオ市内の門限が21時、酒類も禁止されているので元々治安の良いバギオですが、警備員も街の至る所にいることも手伝ってより良くなっていると思います。

7.学校再開の目途は?

公立の学校と同様に8月末から再開ができれば良いのですが…。校長は、おそらく難しいだろうという見解を示しています。

やはりネックは外国人の入国や隔離の規制、そして新型コロナウイルスの感染が完全に収まらなければ安全にフィリピン留学に来てもらえません。

バギオはマニラ空港から遠く、バスもまだ動いていません。ピックアップができるようになるには移動規制の問題も解決されなければならないです。

8.学校再開に向けて、何か行なっていることはありますか?

アルコール消毒、マスクの着用、ソーシャルディスタンスなどの基本的は衛生管理は行いつつ、感染防止につながるための改装を行なっています。

現在は、教室やジムエリアを広くするためリノベーションしたり、6人部屋を減らしてセミシングルやシングルのお部屋を増やしたり、といった改装中です。

学校の定員は減ってしまいますがオンラインレッスンの強化を進めているところです。

オンラインレッスン専用のフロアを作り、Wi-Fiも強化しました。
さらに先生のトレーニングも積極的に行なっています。

MONOLのオンライン英会話コースに興味がある方はセブイングリッシュまでお問い合わせください。

オンラインのトレーニングに来てもらっているのは、オンラインレッスンのためだけではなく、留学に来られた生徒さんに満足いただけるようロックダウン前から在籍している講師陣がすぐに授業できるようにという狙いもあります。

MONOL独自のテキストもこの期間に改版し、全コースアップデートを行なっている最中です。

9.再開後の不安などはありますか?

再開したあとに、再度新型コロナウイルスによる休校やロックダウンのような事態になるかもしれないのは不安です。

10.留学検討者に伝えたいことはありますか? あらためて学校の特徴など

渡航規制が解除され、フィリピン留学の安全が確保された際にはぜひお越しください。

講師陣も今まで通り在籍していますし、教材もアップグレードしています。
教室も広めになって、ジムも新しい。以前よりも快適なMONOLに生まれ変わっています。

留学ができない方にはオンラインレッスンも用意しているので、選択肢が増えています。
MONOLのオンラインレッスンは一日4コマ、留学のコース内容をそのまま受けられます。

11.さいごに・・・

バギオ・MONOLの小河原さん、インタビューに応じていただきありがとうございました。

バギオの『MONOL』は2003年開校のフィリピン留学における語学学校の中では歴史が長いです。校内には母国語禁止ルールがあるなど少々厳しいルールの中で英語の勉強に集中できる環境です。

バギオ・MONOLに少しでもご興味を持たれた方はぜひお問い合わせください。

Author: 畠尾 正行

留学カウンセラー兼、新聞やパンフレットの記事も書くライター。動画制作等の芸術分野の活動も行なう。