こんにちは。
フィリピン留学エージェント、セブイングリッシュはセブ島を中心にフィリピン各地の語学学校をご紹介しています。
フィリピンには、様々な地域に語学学校がありますが、今日はフィリピン留学の中でも圧倒的な人気を誇る『セブ島』について紹介します。
セブに行ったことがない方、漠然としたセブのイメージしかない方に、少しでもセブを知っていただけたらと思います。
セブ島の概要
セブはフィリピンの首都マニラに次いで2番目に大きい都市です。
フィリピンには大小合わせて約7,000以上の島があり、その1つがセブ島で、周囲にはセブの国際空港があるマクタン島や、観光地として名高いボホール島、バンタヤン島、マラパスクア島などがあります。
セブ島は、フィリピン中部のビサヤ諸島にあり、縦に細長い形をしていて、面積は日本の山梨県とほぼ同じです。
「セブ島」と聞くとリゾート地という印象が強く、大抵の人が「青い海、どこまでも続くビーチ」を連想されるのではないでしょうか?
私もセブ島に来るまでは、どこにいっても海やビーチがあるものだと信じてましたし、なんなら徒歩で行ける距離に海があって、海沿いに寝転んで昼寝をする休日を思い描いていました。
まず、最初にお伝えします。
セブ島に行ったことがある方ならすでにお分かりだと思いますが、セブ市内にはリゾート要素があまりなく、ビルや商業施設が多いです。
街の中心地には大型ショッピングモール「AYALA MALL(アヤラモール)」があり、週末だけではなく平日も人々で賑わっていて、屋外にあるステージではよくイベントが行われています。
セブ市内の町並みは、↓↓↓ このような感じです。
車を1.5~4時間ほど走らせたところには有名なダイビングスポットやリゾート地がありますが、授業がある平日に気軽に行ける距離ではありません。
でも、セブ島ではなく、お隣のマクタン島と呼ばれる島はビーチリゾートエリアとなっています。
マクタン島はセブ島から大きな2本の橋でつながっていて、セブ市内からだとタクシーで30~50分程(約800~1,000円)で行けます。
また、セブの国際空港があるのも、このマクタン島です。
地元の言語はセブアノ語ですが、小学校から大学まで英語を使った授業を行っており、ほとんどの人が英語を話せるので、公用語はセブアノ語と英語になります。
その為、街中の広告では英語がよく使われていて、運転免許証などの公的な書類もほとんど英語で手続きします。
フィリピン人が英語を話せることや毎年、大学卒業者が多いこと、彼らのホスピタリティなどが注目されて、アメリカやアジアを中心とした様々な企業がフィリピンでアウトソーシングを行っており、コールセンター事業など、近年ではBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)産業が成長を遂げています。
治安
セブは観光客も多く、フィリピンの中でも比較的、治安は良いほうです。
セブ島留学を終えた方々からよく聞くセリフは「思っていたより全然治安が悪くなかった」です。
確かにセブの治安は日本と比較すると大分劣りますし、置き引きやスリ、ひったくりといった軽犯罪が起こっているのも事実です。
外務省の海外安全ホームページにも掲載されていますが、セブ島の危険レベルは「レベル1 十分注意してください」となっています。
ただ、華やかな格好を避けること、夜遅くまで一人で出歩かないこと、危険な地域には行かないこと、口の閉まるバックをできるだけ体の前側にして外出することなど、各々が危機管理意識を常に持って行動すれば、十分回避できます。
上の写真はセブの下町「コロンストリート」です。
セブの中でも治安はあまりよろしくないので、こういったところに一人で行くことはオススメしません。
私自身、セブに来て1週間目で、大きなモールで買い物をしている最中、背中に背負っていたショルダーバックからお財布を抜き取られた経験があります。
でもこの実体験も、バックを前側に背負っていれば十分防ぐことができたはずです。
明日は我が身ということを意識してきちんと防犯対策をとっていれば、日常生活で危ない目に遭うことはほとんどありません。
また、「防犯対策|いろいろな犯罪事例を知って安全な留学を」という記事を掲載しているので、こちらも併せてご覧ください。
気候
セブ島の気候は一年を通して平均気温が26度~30度と高温です。
一応、雨期と乾季がありますが、雨期でも日本の梅雨のように雨が降り続くような日は少ないので、一年中、いつ訪れても大丈夫です。
ちなみ、12~2月が雨期で比較的、雨が多いです。
繰り返しになりますが、日本の梅雨のように一日中、降り続くことは稀で、曇ったり、晴れ間がのぞいたりもします。
晴れていさえすれば、Tシャツで暑いくらいですが、曇ったり雨のときは羽織るものがあったほうがいいと思います。
また、曇っていたり雨が降っていると、プールや海に入ったりすると寒いです。
3~5月は雨が少なく一番暑い時期です。
留学ではなく、リゾート地へ観光に訪れるのならベストシーズンと言えます。
6~11月は、晴れたり曇ったり、雨が降る事もまぁまぁ、あります。
リゾート地で観光するのも特に問題ない時期ですが、台風シーズンに突入します。
セブ島に大きな台風が直撃することはほとんどありませんが、台風の影響で強めの風や雨が続くことがあるので、注意を払う必要はあります。
また、1年を通してスコールが多いです。
短時間で止むことが多いですが、スムーズな移動をしたい方は、傘またはカッパがあるといいでしょう。
観光地
セブ島に来られた際は是非行っていただきたい観光地をピックアップして紹介します。
オスロブでジンベエザメウォッチング
セブ島で1番人気を誇る観光スポットが、セブ島南部オスロブのジンベエザメウォッチングで、ジンベエザメと一緒に泳ぐことができます。
オスロブでは野生のジンベエザメに餌付けをしており、ほぼ100%の確率でジンベエザメを見ることができます。
野生のジンベエザメの餌付けに成功したのが世界中でもオスロブだけということもあり、観光客でごった返していますが、その迫力には圧倒されるのでぜひ一度訪れていただきたいです。
また、こんなかわいいキーホルダーやお土産も売っています。
ジンベエザメは、午前中しか見られません。
セブ市内から車で3時間、交通状況によっては4時間以上かかることもあるので、朝の4時頃に出発することをオススメします。
モアルボアル
モアルボアルはセブ本島西岸唯一のリゾートエリアで、昔からダイビングスポットとして有名な観光地です。
ダイビングだけでなく、船をチャーターしてシュノーケリングを楽しむことができます。
そしてモアルボアルの醍醐味というと、綺麗な海でウミガメやイワシの大群を近くで見れることです!
野生のウミガメに会いに、モアルボアルに足を運んでみてはいかがでしょうか?
マクタン島アイランドホッピング
マクタン島はリゾートエリアにあたり、リゾートホテルやビーチがありますが、その中でもマクタン島のアイランドホッピングが特に人気です。
アイランドホッピングとは、マクタン島から船に乗って近辺の小さな島を巡り、ビーチや海でシュノーケリングやバーベキューを楽しむアクティビティです。
セブ市内から車で30分ほどでマクタン島の船乗り場に行けるので、オスロブやモアルボアルと比較すると行きやすい観光スポットかと思います。
特に天気がいい日ですと波も穏やかで美しい海が広がります。
トップス
セブの観光スポットというと、海のイメージが強いかもしれませんが、それだけではありません。
セブには山頂に登ったところに、トップス(TOPS)というセブ島を一望できる絶景スポットがあります。
街中は建物と人でゴミゴミとしていますが、山頂から見下ろすセブシティはとても綺麗です。
近くには「TOP OF CEBU」というレストランがあり、夜景を眺めながらいただく食事はたまりません!
ただ、ネックなのが「トップスに行きにくい」ということです。
トップスは山中ということもあり、帰りのタクシーが全く捕まりません。
タクシードライバーと交渉して現地で待ってもらい、帰路も同じタクシーで帰るというのが一般的な方法になります。
飲食店
観光地として栄えているセブ島ではフィリピン料理の他、日本食、中華料理、韓国料理、フレンチレストランなど、色々な料理が食べられます。
フィリピンは物価が安いので、ローカルレストランや屋台なんかで食事をすれば、大体150ペソ(320円程度)でお腹いっぱい食べることができます。
ただ、日本食レストランや、富裕層や外国人向けのレストランに関しては値段が少し高く、日本で食事をするのと大して変わらない場合があります。
ちなみに、私がオススメしたい飲食スポットはこちらです!
La Vie Parisienne
こちらのお店に隣接されているレストランの建物の色がピンクということで、「ピンクハウス」とも呼ばれています。
パンやパスタ、ピザ、チーズとフレンチ料理が中心ですが、焼き鳥なんかも売ってました。
そして、このお店の特長は何といってもワインの種類が豊富ということです。
ここで販売されているワインはフルーツテイストの物が多く、さっぱりとした味わいで、ワインが苦手な方でも美味しく召し上がれると思います。
価格も300ペソ(645円程度)前後の物からあります。
席もキラキラしていて、写真映えするおしゃれな空間なので、是非、留学中にできた友達や、仲良くなった先生たちと一緒に行ってみてください。
SUGBO MERCADO(ナイトマーケット)
毎週末、ITパーク内でナイトマーケットが開かれています。
ナイトマーケットではフィリピン料理から日本料理と、様々なジャンルの露店が出店していてお祭りのような賑わいを見せています。
料理も美味しいですが、賑やかなので楽しく食事ができます。
名産品
代表的な名産品にはドライマンゴーやバナナチップスが挙げられます。
ドライマンゴーですと、上の写真「7D」というメーカーの物がお土産として圧倒的に人気です。
ただ、他の物に比べると、値段は少し高めです。
食べ物以外ではセブ限定のCEBU Tシャツやナチュラルソープ、オーガニックコスメ商品があり、お土産としても有名です。
有名なお土産屋さんですと、あちこちのモールや空港内に「Island souvenirs(アイランドスーベニアズ)」や、SMモール内には「Kultura(クルトゥーラ)」があります。
イベント
フィリピン最大のお祭りと言われており、毎年1月の第3日曜日に開催されるビックイベントが「シヌログ祭り」です。
シヌログ(Sinulog)とは「踊り」を意味します。
シヌログ祭りは、サントニーニョ(幼きイエス)を祝うお祭りで、パレードなどが行われて街中はこのお祭り一色になります
地元のフィリピン人だけでなく観光客も多いこのお祭りを楽しむ方法としては、シヌログTシャツを着てフェイスペイントをしたり、カラーパウダーを体に付けたりするのが一般的なようです。
日本人の住みやすさ
セブ島は日本人が住みやすい地域だと思います。
セブにある総合病院「セブドクターズホスピタル」や「チョンワ病院」には日本人スタッフが常勤しているジャパニーズヘルプデスクがあり、診察を受ける際の手続きや問診のサポートをしてくれます。
なので、英語が不安な方でも安心して病院を利用いただけます。
海外旅行傷害保険加入者であればキャッシュレスで診察を受けられるので、十分な手持ちの現金がなくても安心です。
また、セブには日本領事館があるので、万が一、パスポートの紛失などのトラブルがあってもスムーズな対応が可能だと思います。
上の写真の「町屋マート」は、セブにある日本食材店です。
日本の食材、お菓子、調味料、薬、ふりかけ、缶詰、お酒、生活雑貨まで色々な物が揃っています。
町屋マートだけではなく、ショッピングモール内にある大きなスーパーマーケットでも、数は減るものの日本の食材が販売されており、その他にカップ麺やシリアル、ヤクルト、ヨーグルトなんかも簡単に手に入ります。
また、最近はダイソーなどの100円ショップ(セブだと少し高めで販売)や、ユニクロな等もあちこちに出店しています。
日本からの行き方
日本からの行き方としては、直行便と乗り継ぎ便があります。
直行便
フィリピン航空が成田と関西、名古屋、セブパシフィック航空(LCC)が成田から就航しています。
直行便を利用すれば日本から4時間ちょっとでセブに到着するので体力的にとても楽ですし、異国の地で不安な乗り換えもありません。
価格はフィリピン航空の場合5万円~8万円で、セブパシフィック航空が3.5万円~となっており、フィリピン航空は比較的高めです。
費用を抑えたい方にはLCCのセブパシフィック航空をオススメしますが、預け荷物、機内サービス、座席指定などが有料になります。
また、直前に買うとフィリピン航空と同じような値段です。
また、機内の冷房がかなり強いことが多く、LCCではブランケットの貸し出しが無いので、冷房対策の準備をされるといいでしょう。
乗り継ぎ便
乗り継ぎ便を利用する場合は、マニラ・台湾・韓国のいずれかを経由する便が主流で、主にフィリピン航空、セブパシフィック航空(LCC)、大韓航空、キャセイパシフィック航空が就航しています。
乗り継ぎ便はプロモなどによっては、直行便よりも少し安く購入できることもありますが、移動時間が10時間以上かかる場合もあります。
語学学校
セブ島はフィリピンの中で1番語学学校の数が多い都市です。
老舗学校から、まだまだ歴史の浅い新しい学校、日本資本、韓国資本と様々な学校があり、規模・カリキュラム・講師・フォーカスしている授業内容も学校ごとに異なります。
他の地域に比べて圧倒的に学校の数が多いので、学校選びに時間がかかってしまいますが、自分の目的に合わせて語学学校を選ぶことができるのが特徴です。
また、近年では学校設備や衛生面、食事に特に力を入れている語学学校もあり、海外生活に不安を抱いている方でも安心して留学生活を送っていただけるかと思います。
それと、セブ島は観光地でもある為、遊んでばかりいる留学生が多いようなイメージを勝手に持たれたり、ネット上で、そのように誘導するサイトも見受けられるのですが、実際に当社を利用する日本人留学生の平均年齢は26~27歳(夏や春休みに大勢の大学生も留学する為、それ以外の時期はもっと高め)で、自分で留学費用を工面されている方がほとんどです。
その為、平日は夜中まで一生懸命に勉強して、たまに放課後や週末の1日を観光し、週末のもう1日は休養と宿題や自習に充てる生活スタイルの方が多いようです。
気になる点
日本人が多い
日本人経営の学校だけでなく、韓国資本の学校でも、日本人留学生はかなり多いです。
それだけ日本人にとってセブ島は英語留学がしやすく、住みやすい地域とも言えるのですが、この点を気にされる方はいると思います。
セブ島の語学学校は、マンツーマン授業を含む、少人数制の授業が一日中行われており、放課後の宿題や自習時間等を含めると十分に英語漬けの環境が作れます。
その為、「日本人を避けたい」という理由だけであれば、 あまり日本人比率は気にせずに、ご自身のその他の希望に合わせた、人気の高い良質校をお選びいただいた方が、ご満足いただけるケースが多いです。
しかし、既にある程度、英会話力があったり、英語初心者でも積極的に様々な国籍の留学生とコミュニケーションをとりたいという目的の方であれば、他の国籍の留学生が在籍する学校を選びますと、留学生活がより実りのあるものになると思います。
近年、セブ島に留学する日本人は増え続けており、極端に日本人が少ない学校(10%未満)は当社のような留学エージェントが紹介を躊躇うような問題を抱えていたり、サービスレベルが日本人にはあまりに耐え難い場合がございますので十分にご注意ください。
交通環境と空気汚染問題
セブは車とバイクの交通量がかなり多く、日本に比べると信号や横断歩道を見かけません。
交通整備がきちんとされていないので、しょっちゅう渋滞になりますし、特に平日夕方のラッシュアワーは外出するのも一苦労です。
セブの交通状況に慣れるまでは道路の横断にも時間がかかってしまうかもしれません。
また、排気ガス量も多いので、気になる方はマスクを持ち歩いた方が良いでしょう。
ストリートチルドレン
色々な地域にストリートチルドレンがいます。
渋滞にはまって車の中で身動きが取れない時など、ストリートチルドレンがやってきて窓ガラス越しに物乞いをしたり、街中を歩いていると数人の子どもたちに囲まれてお金や食べ物をせがまれることがあります。
スマートフォンをズボンのポケットに入れていたら、いつの間にかストリートチルドレンに盗られてしまったというケースもあるので、セブ島に来られる前は、安全対策としてストリートチルドレンに遭遇した時の対応方法などを事前に調べておくといいでしょう。
まとめ
セブ島は今、発展の最中にある都市です。
街中を見てもまだまだ未完成の部分や、きちんと整備されていないところはありますが、セブシティの大型ショッピングモールやオフィス街なんかは近代的で、セブ市内を少し離れたところには有名リゾート地もあります。
平日は勉強、週末はお出かけというようなメリハリのある留学生活を送れて、バランスよく英語学習に取り組めると思います。