こんにちは。
フィリピン留学エージェント、セブイングリッシュの石村です。
弊社は、セブ島専門の留学エージェントですが、近年ありがたいことにGoogleやYahoo!で「フィリピン留学」を検索した際に1~3位に表示されることが多くなってきました。
「フィリピン留学」で検索してくれたお客様から、セブ島以外のエリアでの留学ご相談も時々あるのですが、今までお取り扱いしていたのはセブ地域の語学学校に限定されていました。
なんせ社名も「セブイングリッシュ」ですし、、、
当社の日本人職員は全員がフィリピン在住5~10年以上のベテランばかりで、特にセブ島に住んでいた時期が長い者が多いので、大変強い思い入れがあって、これまではセブ地域専門でやってきました。
(私が一番セブ在住歴が短いですが、それでも5年以上、セブに住んでいます。)
しかーーし、フィリピンの他地域への留学を希望されるニーズの高まりに合わせていかなければ、、、と日頃から職員一同、感じてはいました。
そんな中、フィリピン留学の中でセブにつぐ人気留学先の「バギオ」で開催されたバギオ英語学校協会(BESA)主催の第4回ファムツアーの話をいただいたので、これは参加しなければ!!と弊社代表の小出と2人で旅立ちました。
1.バギオって、どこにあるの?
バギオは、フィリピン・マニラの空港からバスで、6時間前後の標高1,500mの山岳地帯にあります。
マニラ空港は正直、評判が良くないですし、初めての方はまずマニラからのフィリピン入国という点で気疲れするかもしれません。
そして、更にマニラからは大渋滞を抜けたかと思うと、結構な荒い運転で、日本よりも悪い山道を含む長時間の車移動になるので相当疲れます。(今回、実感しました)
その為、バギオ留学を選ぶ方は8週間以上、じっくり腰を据えて勉強していく方が多く、1~2週間の短期留学だと気軽に行けるセブ島などのほうが無難です。
尚、2018年中には関西空港から、マニラよりバギオに近いクラーク空港に直行便が飛ぶようになり、車移動は3時間前後になる見込みと聞いています。
2.バギオの気候
バギオまでの移動は、正直ネックではあるのですが、、、そこに着いてしまえば気候は涼しく快適です♪
一応、7~10月までが雨季ですが、雨が降っても、ずっと降り続くのではなくて1~2時間くらいで止むことが多いので、折り畳み傘があれば十分。
気温は、日本の春・秋くらいで、日中は半袖でも大丈夫ですが、夜は肌寒くパーカー等羽織るものが必要です。(僕は北海道出身ですが、夜の半袖はきつかったです)
また、フィリピンの他の地域と異なり、涼しく過ごしやすい環境の為、エアコンを設置している場所は殆どありません。
3.バギオの歴史
バギオが発展した経緯ですが、、、
探検家マゼランが1521年にセブ島に上陸して以来、約350年間スペインがフィリピンを植民地として支配していましたが、1898年に米西戦争で、スペインに勝利したアメリカが、フィリピンを植民地として支配しました。
そのアメリカ支配はフィリピンが1946年に独立するまで続き、マニラの暑さに耐えかねたアメリカ人達が、避暑地としてのバギオ開発を始めました。
バギオの街を開発するにあたって、マニラからバギオまでの山岳地帯に道路を作らなければならなかったのですが、それが当時はとても困難で、それを手伝う為に世界各地から労働者が集められ、その中で一番活躍したのが日本人でした。
真面目で勤勉だった日本人労働者はその活躍を認められ、フィリピンの中でもバギオは親日家が多いエリアになりました。
4.学園都市
バギオは、フィリピンの中でも有数の学園都市で、フィリピン大学バギオ校、バギオ大学、コーディリエラ大学などフィリピン国内で有名な大学が複数あります。
学生がとても多く、人口の半分以上を30歳以下の若者(学生)が占めていて、地方から優秀な人材が集まってきます。
実際に、街を歩いてみると日本では考えられないくらい若者を多く見かけます。
優秀な学生が、その後、語学学校の先生として就職するケースも、もちろん多いようです。
5.バギオの治安
バギオは、政府関連の施設や警察署が多い為、フィリピンの中でも比較的安全な地域です。
ただ、海外なので日本と比べてしまうと安全とは言えず、外出時に貴重品管理等の最低限の注意を怠らないようにしてください。
防犯対策はフィリピンの他の地域と同じだと思います。
今回、タクシーを利用した時に驚いたのは、初乗りがセブよりも5ペソ安い35ペソ(約70円)でお釣りを1ペソ単位でくれたことです。
日本では当たり前の事ですが、セブ島でタクシーを利用した場合、5~10ペソ以下のお釣りはチップと見なされて返してくれなかったりということが普通にあります。
今回、バギオで数回、タクシーを利用しましたが、セブよりもしっかりしている運転手が多いのかな、、、という印象でした。
(セブのタクシー運転手もマニラなどに比べるとずっと良いですが。)
6.観光名所
6-1.SMモール
フィリピン各地に60店舗以上展開しているフィリピンで最も大きなショッピングモールです。
スーパーマーケット、映画館、薬局、レストラン、カフェ等がある為、多くの買い物客でにぎわっています。
日本人に嬉しい本格的なラーメン屋「凪」もあります!
上の階に無料展望スペースがあり、バギオの町が一望できます。
6-2.セッションロード
バギオのメインストリートでもあり、商店やレストラン、コンビニ等が軒を連ねています。
アメリカ支配時のフィリピン開発における最初の任務(session)を記念して名付けられた道です。
6-3.バギオ・シティマーケット
バギオで有名なセッションロードの坂を下ったところにある大きな市場です。
新鮮な野菜や果物、生肉、鮮魚などが陳列されていました。
涼しいバギオだから育てられるイチゴは、フィリピンの他地域ではこんなに山積みになっていることはありません。
また、近隣で作られたコーヒー豆などもあっていい香を漂わせていました。
ところで、セブにもカルボンマーケットという市場があるんですが、地面に野菜が散乱していたり、汚れた水が溜まっていたりして綺麗とは言えません。
でも、バギオのシティーマーケットは品物の並べ方や、道路の舗装・清掃状況がとても綺麗でした。
6-4.バギオ大聖堂
バギオ大聖堂はセッションロードの坂を登りきって左手にあります。
ほぼバギオの中心部に位置し、街のシンボルと言っていい教会です。
6-5.マインズ・ビュー・パーク
マインズ・ビュー・パークは、鉱山展望台のことで、遠景が眺められ、お土産屋さんがたくさん並んでいます。
バギオの中でも有数の観光地のため、多くの観光客で賑わっています。
バギオ周辺のコーディリエラ地方には多くの山岳民族が暮らしていて、その民族を総称する時にイゴロット族という呼び方をします。
また、民族衣装のレンタルをして写真撮影を楽しむことができます。
展望台では、乗馬したり、マスコット犬のセントバーナードと一緒に写真を撮ったりする事もできます。
まとめ
バギオは、着くまでの移動が大変ですが、過ごしやすい気候で、また行ってみたいと思えるいいところでした。
今回のFAMツアーで見学したバギオの語学学校10か所については、次の記事をご覧ください。