こんにちは。
フィリピン留学エージェント、セブイングリッシュのケイコです。
セブ島でジョギングやランニングをしたい方にご紹介する機会も多い、「アベリアナ・スポーツセンター」
競技用トラックやサッカー場、プールやバトミントンコート等、セブ島の中で規模の大きいスポーツセンターです。
今回はアベリアナ・スポーツセンターとセンター内のダンス場にスポットを当ててたドキュメンタリーシリーズ・子どもたちの夢「私の小さなダンスシューズ~フィリピン~」(NHKBS放送)も併せてご紹介します!
1. アベリアナ・スポーツセンター
アベリアナ・スポーツセンターは、セブ市旧市街地に位置しています。
Abellana Sport Center(アベリアナ・スポーツセンター)または、CCSC(セブシティー・スポーツコンプレックス)とも呼ばれています。
公営の為、高い料金を払って利用するジムと比べると設備が万全とは言えませんが、どの施設も利用料金が数十円~数百円と気軽に利用でき、早朝や夕方の時間帯には運動好きなセブ市民が多く集まるスポーツセンターです。
取材に行った日は日曜日の午後3時頃だったので、スポーツクラスもお休み、かんかん照りで人もまばらでした(笑)
それでは施設を軽くご紹介します。
エントランス
エントランス手前には出店があり、スナックや水が販売されています。
エネルギー補給におすすめのバナナは大きさによりますが1本5ペソ~8ペソ(12円~20円)。
料金表
料金所
ここでお金を払ってレシートをもらいます。
プール
フィリピンでは年中屋外プールが利用できます。
プールキャップの着用必須、ビキニNGです。
地元の学校が長期休みの夏の時期には、子ども向けのスポーツクラスが開講され、その時期には元気な子どもたちの姿が多くみられます。
日本の学校ではどこでも水泳の授業がありますが、フィリピンは学校にプールがない所がほとんどで、基本的な水泳ができないまま親になった人たちが子どもには泳げるようになってほしいと、ここのプール教室に通わせることも多いとのことです(フィリピン人の友人談)
写真は競技用の深いプールですが、左奥に子ども用の浅いプールもあります。
※施設にはちゃんとしたロッカーがないので、貴重品は必要最低限、軽装で行くことをお勧めします。
競技用トラック&サッカーフィールド
利用客の多い時間帯になると、奥の電光掲示板にタイムが表示されるので1周あたりのランニングタイムも確認しながら走ることができます。
フィールド内ではサッカーや空手などの格闘技の練習に励む人や、トラック脇のスペースでヒップホップダンスやバレーの自主練をする若者も見かけます。(夕方の時間帯)
観客席もこの通り。
フィリピン最大のお祭りと言われているシヌログフェスティバルでは、サントニーニョ教会を出発したパレードの最終地点がアベリアナ競技場で、各コンテストが開催されることもあり、その日は大混雑します。
屋内施設
トラック横の建物ですが、テコンドー?でしょうか、コーチが横で「カマイ!(手)」と檄を飛ばしていました。
奥はバトミントン、、窓が開いているのですが、風が強い時はちょっとシャトルのコントロールが難しそうだな、、という印象です。
バトミントンは、もっと照明が明るく、風の影響のない「Metro Sports Center」のバトミントンコートの方をおすすめします。
上階のダンス場
この日はシヌログフェスティバルのシンガーのオーディションの為、女の子たちがずら~っと順番待ちをしていました。(オーディション中だったので中の撮影はできませんでした)
ジムその他
筋トレ系のマシーンが揃っています。
その他、ベリーダンス教室や、スポーツ整体の部屋もあります。
2. セブ島で盛んな社交ダンス
社交ダンスが盛んなセブでは1年を通じさまざまなダンス大会が開かれています。
2018年の世界大会のポスター
地元の新聞によれば、日本からも大会に参加された方もいらっしゃるそうです。
“The participants from Asia are Japan’s Hideaki Kishi and Shiho Tanaka, Ohkubo Toshiya and Yoshimura Haruka, and Mashshi Sato and Mikki Toyuyama”-引用元:https://www.sunstar.com.ph/article/1762868
こちらは2019年のオープンチャンピオンシップ大会の広告です。
競技に参加しなくても、チケットを買って演技を観賞することができるので、ダンスに興味がある方は留学中のダンスイベントをチェックしてみてください。
アベリアナのダンス場ではセブ島で貧しい家庭で暮らす子どもたちが競技ダンスに打ち込んでいます。
おさがりのダンスシューズを履き、大人顔負けのステップを踏む子どもたち。
ここで才能を開花させた子には奨学金も用意され、貧困から抜け出す道が開かれます。
ダンスが好きだから、という理由だけでなく、まだ小さいながらも家庭の事情を抱え、懸命にダンス大会優勝を目指し勝負に挑んだ子どもたちを追ったドキュメンタリー、「私の小さなダンスシューズ~フィリピン~」から内容を抜粋してお届けします。
3. 「私の小さなダンスシューズ~フィリピン~」
シリーズ・子どもたちの夢2018「私の小さなダンスシューズ~フィリピン~」
初回放送 2018年10月25日(木)18:00〜18:49で、2019.10.25にNHKBS1で再放送されたドキュメンタリー番組です。
NHK番組プロデューサーの依田一さんのコメントです↓↓
「アジア各地の街や村に生きる子どもたちの姿を、低い目線で追いかけたドキュメンタリー・シリーズです。自分一人ではどうにもならない過酷な現実。でもその環境にあって、決して心の中の夢を忘れない、子どもたちの姿を追っています。キラキラ輝く瞳。矛盾に満ち溢れた不条理な現実。そして一歩を踏み出す勇気。子どもたちの姿は、日本に暮らす私たちにも、良くも悪くも世界は確かにつながってることを思い起こさせてくれます。」-引用元:https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/92625/2625213/index.html
ダンス教室の紹介
ダンス教室に飾られたトロフィー。
卒業生の多くはアジアでダンス講師をしていますが、中にはニューヨークでダンス講師をしている方も何人かいるそうです。
こちらはニーニョ君とトリクシィちゃん。
世界大会を目指す2人は、まずフィリピン国内の全国大会で入賞しなければいけません。
競技ダンスチーム監督のロロイさんによると、マニラの全国大会に参加するために選手以外のスタッフも含めておよそ70人が遠征するとこのと。
それだけに、競技参加者には厳しいトレーニングの日々が待ち受けています。
競技ダンスは華やかな世界に見えますが、幼い2人が抱える事情とは。。
ニーニョ君のインタビューから
ニーニョ君はサントニーニョ教会でロウソクを売って家計を助けています。
「大きくなったらダンサーになりたい。
おじさんが競技ダンスをやってみるようにいいました。
そうしたら色んな場所へ旅行できるから。
僕はロウソクを売っています。
稼いだお金は食べ物が買えるようにお母さんに渡しています。」
トリクシィちゃんのインタビューから
トリクシィちゃんのお父さんはサウジアラビアへ出稼ぎに行っています。
「私たちが毎日3食食べられるようにパパが一生懸命働いてくれる。
私が世界チャンピオンになれば、パパはもう遠くで働かなくていいの。
そばにいられる。
離れ離れにならくていいの。
パパがいなくなってから1ヶ月涙が止まらなかった。
私はパパっ子なの。」
置かれた環境にめげずに頑張る2人の姿に色々と考えさせられました。
2人に限らず、貧しい家庭の子どもたちはおさがりのダンスシューズを履いてレッスンに励んでいるそうです。
※引用元:https://vimeo.com/295364942?ref=fb-share&fbclid=IwAR0lchaJxAeySd7zfMPirdEr4w6vEv2eHVDtdNQp62fxYvxv9bh4QA7h6J8
ダンス大会で輝く2人
ドキュメンタリーではセブ島の地区大会に参加する2人がダンスを踊って輝いている姿も!
キレッキレのダンスを披露してくれました!
※引用元:https://vimeo.com/295364942?ref=fb-share&fbclid=IwAR0lchaJxAeySd7zfMPirdEr4w6vEv2eHVDtdNQp62fxYvxv9bh4QA7h6J8
思わず2人を応援せずにいられません。
「私の小さなダンスシューズ~フィリピン~」の予告編はこちらから視聴いただけます。
アベリアナ・スポーツセンターへ行くときにはダンスに打ち込んでいる子どもたちにそっとエールを送ってあげてください。
まとめ
セブ島のアベリアナ・スポーツセンター。
競技トラックがあり、ランニングやジョギングを楽しみたい方におすすめです。
フィリピンは年中暑いので、走る時には水分補給をしっかりするようにして下さい!
スポーツセンターのダンス教室では、プロダンサーを目指して一生懸命ダンスの練習をしている子どもたちの姿が見れます。
ここのダンス講師からダンスを教えてもらうこともできますので、詳細はダンス教室のオフィスまでお問い合わせください。